6ステイン

J-CROW2007-05-04

現在「ガンダムUC」執筆中の福井晴敏の短編集を読みました。

この人の作品らしく、人生に疲れたおっさんが主人公です(今回は女性が主人公のものと老人が主人公のものが1編ずつあるので、全てとは言えませんが)
さらにそのうち2編は少年(少女)工作員と主人公のおっさんの触れ合いの物語。「Tweleve Y.O]や「亡国のイージス」でおなじみのパターンです。
そういう意味で福井ファンなら安心して読めるとも、新鮮味がないとも言えます。
でも、毎回同じパターンの構図で全く違う物語を生み出すんだから、ある意味凄いと思います。
亡国のイージス」に出てきたあいつも登場するんで、イージスファンは是非読むべき。

ちなみに、全編福井氏創作の諜報機関“ダイス”絡みです。ここまでダイスばっかり出てくると『ガンダムUC』に出てきたマンハンター部隊の前身がダイスだったって設定でも驚きませんよ。ダイスもガンタンク乗りこなすまでに大きな組織になったんだなあと感慨にふけっちゃいますから。
・・・実はラプラスの箱の中身がグソーかローレライシステムだったらさすがに大笑いしますが。

そして、すごいのが限定版のみに付いてくるピンズセット。なんとピンズのデザインをカトキハジメと富野監督が担当してます。富野デザインのグッズは珍しいので、これは貴重ですよ。正直、これだけでも買う価値ありです。