多摩シネマフォーラム富野監督トーク

多摩の映画祭でZガンダム三部作一挙公開&富野監督×福井晴敏トークがあったので見に行って来ました。初めて生で富野監督が見れただけでも行った甲斐がありました。以下、印象に残ったトークを。
「(用意された席に座らず)この舞台で座らせるというのは視覚効果を考えていない。主催者が素人だから」←いきなり主催者に駄目出し!しかもその後しばらくして、あっさり椅子に座ってました。
「第三部はますます分からなくなるから、見たくない人はさっさと帰って下さい」←トークは二部と三部の間に行われました。
「(福井氏に、Zガンダムはドキュメンタリー的だと言われ)劇映画として出来てないということで、落ち込んだ」←福井氏は褒めたつもりだったのに・・・
「本当は全部新画でやりたかったが、出資者の顔色を見ながら作らされたからこうなった。ただ、完全リメイクだとオリジナルには勝てない。大抵リメイクというのは失敗する」
「この映画を、宮崎監督を潰すために作ってるとは口が裂けても言えない(←言ってるし)でも、宮崎監督にはこういう作り方(旧作画と新作画を混ぜたりTV番組を劇場サイズに編集したり)は絶対できない」
「(福井氏に、劇場版でカミーユの魂が救済されたと言われ)観客がみんな内向して電車男みたいになっちゃ駄目。エンタメはエンタメとして作り直しただけで、魂の救済とかは一切考えていない」←何か話を振るたびに否定され、福井氏大弱り。
「この映画をやることで元気になれた。元気に死んでいける確信が得られた。死の問題については、意識して発言するようにしている」
トーク中、なぜか舞台の端っこにうんこ座りしたり、トーク終わってないのに退場しようとしたり、とにかく予想通りの面白い方でした。見に行って本当によかった。