リーンの翼

 今更ですが、「リーンの翼OVA第1巻を借りて見ました。
 いきなり前説明なしで状況から入る展開、情報量過多の密度の濃いストーリー、そして炸裂する富野節。良くも悪くも典型的富野作品でした。まあ、ストーリーは漫画版で知ってたのでついていけましたが、何の前知識もなかったらきつかったかも。いくらなんでもわずか30分の中で第1話から自衛隊、米軍、ホウジョウ軍、反乱軍、ロウリ達テロ軍団が入り乱れる話には普通の人はついていけんでしょ。富野作品ってそういう意味では敷居高いですよね。
 ただ、ちょっと違和感を感じたのがキャラクターデザイン。どうしても漫画版のイメージが頭にあるので、なんか子供っぽいエイサップとか妙に美形なロウリとかには特に違和感感じまくり。個人的には漫画版の方が好きだなあ。特に漫画版ロウリの切れた表情は最高だし。
 オーラバトラーは漫画版では良く分からなかったんですが、生物って設定なんですね。この辺、ブレンパワードからフィードバックされたアイデアだということがありありと分かる描写でした。でも、第1巻じゃ全く動かなかったです、オーラバトラー。主役機のナナジンなんて登場すらしないし。
 まあ、この作品の真の主役のサコミズパパは2巻からの登場なので、1巻はまだ様子見ということで。早く動いたり喋ったりしてるサコミズパパ見たいなあ。