今月のガンダムエース(1)

今年も残るところあとわずかとなりました。恒例の奴行きます。

<オリジン>
まさかミノフスキー博士が死んじゃうとは思ってませんでした。アニメ版の設定ではミノフスキー博士の亡命って成功したんでしたっけ? それはともかく、前回からのテム・レイの不審な行動が気になります。どうも本気でミノフスキー博士を助けようとしていたようには見えないんですよね。実地でジオンのMSが見たかったのか、あえて博士を見殺しにする気だったとしか思えない。結果的に博士の死を利用してガンダムの開発を認めさせたわけですし。この辺はガルマの死を国威高揚に利用したギレンに通じるものがあります。
あと、ガンキャノンあまりにも弱すぎ。こんな機体で戦い抜いてきたカイって偉いんだなあ。

ガンダムさん
いきなりカラーページ&大幅増量&傑作選付きと、一体何があったのかと勘繰りたくなりました。ハロ男マジ恐い。

<ΖII>
順調に話が進んでます。この調子でいけば『星を継ぐ者』の打ち切りのようなラストにはならなそうで一安心。本編は相変わらず原作準拠+若干補完。ジェリドとマウアーのエピソードは劇場版よりは深く描かれてますが、それでもやっぱり短すぎますねえ。ジェリドふがいさなすぎ。逆にサラの描写は劇場版よりあっさりぎみ。ヤザンギャプランに不満を持ってたりってのは面白いですね。

<デイアフタートゥモロー>
情報捏造に関するお話。なんかテーマがアストレイと被ってきましたね。政治的取引のためにナミカー・コーネルを確保するステファニー・ルオとか、エゥーゴやカラバとその支援者が必ずしも正義ではないっていうことがよく表れてます。しかし、資金難なムラサメ研が、よくサイコMK-IIや量産型サイコ作れたものです。

<ジ・エッジ>
デストロイのパイロットがステラだということを最後までアスランが気付かないことで、アスラン視点でのシンの変化への戸惑いをうまく表すことに成功してます。シンの「守れなかった」って言葉は、ステラの件を知らなければ確かに街の住人を守れなかったって意味に取りますね。今回は完全に構成力の勝利。アニメ版じゃこの頃のアスランは常に錯乱してたしなあ。
さりげなく嫌な仕事をアスランに振ってるアーサーはちゃっかり者だと思います。