今月のガンダムエース(3)

Zガンダム星を継ぐ者
打ち切り漫画のような加速展開。あらかじめ話数は決まってたんでしょうから、作者と編集者はもう少しペース配分を考えてください。おかげで最後の見せ場のギャプランアッシマー追撃シーンが……。泣きながらガンダムの後姿に吼えるジェリドが格好よかっただけに、非常に残念。

<松戸アングラー隊>
とりあえず徳光落ち着け。漫画ということで相当脚色されてるんだと思いたいですが、実際のところどうなんでしょう。とりあえず「宇宙の蜉蝣」また聞きたくなってきました。

アストレイ
遂にC.E.版ゲルググ登場。パイロットが非常に気になります。この時代だとシホもさすがにザクに乗ってるんですね。ディアッカは相変わらずグゥレイト。ジンハイマニューバ弐式の刀を強引にロウに結び付けるとは、アストレイの面目躍如ですね。マティアスの一族、子供に女装させて何がしたいんだ……もとい、情報で世界を導いた先の目的がいまいち見えません。そしてジャンク屋組合壊滅。アメノミハシラへ行くということは、ロンド一派と絡んでくるんでしょうね。でも、ロンドもマティスの標的にされてそうですが……。

<IGLOO>
とうとう最終回。しかし今回はトンデモ兵器の登場は無しでマイの評価への志望動機がメイン。IGLOOのエピローグであると同時にプロローグでもあるエピソードです。独自の展開をしてきた漫画版らしいエピソードだと思います。前エピソードの教授も登場してますし。なんかヨーツンヘイム沈んじゃったような雰囲気ですが、こちらの展開は映像版の方で完結させるんでしょうか。どうでもいいんですが、プロペラントタンクシステムは消費燃料のコントロール以前に、被弾したら一発でアウトだと思います。

リーンの翼
富野作品らしく、状況説明もほとんどないままストーリーが加速度的に展開していきます。Ζガンダムとかもそうなんですが、第1話見ただけじゃ状況がまるで掴めないんですよね。登場人物もまとめて出てくるし、専門用語も飛び交うし。少なくとも「ダンバイン」か「リーンの翼(小説版)」を知らない人は置いてけぼりになりそうな予感。リュクスの父親って、「リーンの翼(小説版)」の主人公ですよね(読んだことないから間違ってるかも)かつての英雄が覇道に落ちたって展開っぽいですが、未だ主人公が完全に受身で、どの勢力が敵か味方か分かりません。まあ、米軍だけは味方って事はなさそうですが。戦闘機のパイロット達、いきなり目の前に人型ロボット出てきたらびびるよなあ。

<おまけ>
今号の付録のポストカードセットがいい感じです。安彦先生のサンタデギンとか(とうとう安彦先生までアッガイを萌えキャラに!)富野監督の深い言葉とか。