ガンダム展

J-CROW2005-11-12

上野の森美術館で開かれている『ガンダム展』という、ガンダムをテーマにした美術展に行ってきました。会場には10時頃着いたのですが、何か様子がおかしい……って、土曜日は開場11時だーっ!!(時間はちゃんと確認してから出掛けましょう)仕方ないので、時間つぶしに東京国立博物館でやってた北斎展を見てきましたよ。……見終わったら12時半でした。展示物&人多すぎだーっ!!
といったハプニングを乗り越え、ようやくガンダム展に。目玉はなんと言っても1/1スケールのコアファイター(最終回のアムロ脱出後バージョン)パイロットがいないのに点灯してるモニター群がなんとなくせつないです。しかし、作り込み凄いわ、これ。各部のマーキングや汚しなど、細部のこだわりが半端じゃありません。機種のバルカンもリアルに再現されてたし。これで実際に乗らせてもらえたら完璧でしたけどね(無理言うな)
もうひとつ、立体物で凄いのは全長6mのセイラさん。一目顔だけ見た時はガルマ様かと思いましたが(いや、結構髪型とか似てますし、特攻時のガルマみたいな壮絶な表情してるんですもん)なんというか、全身から鬼気迫るものを感じました。なぜか腹にコクピットらしきものがあったり(子宮の暗喩?)背中にバーニアらしきものがあったりしますが。
他には、ハイパーバズーカ型の筆とか(本物のバスーカ並みの大きさがあります)ホワイトベースアムロの私室の再現とか(ベットと通信用パネル以外何もないよ……)とかが主な立体物でしょうか。あ、アイデア賞なのは、ニュータイプのピキーン!ってなる視覚エフェクトを立体化した『ピキピキーン(劇場版)』です(本当にこういうタイトルです)
絵画で言うと、入場してすぐにあるのが死体やどくろの山の連なる荒野の中央で悠然と脚を組んで座る連邦軍服の女性のCG(写真とCGの合成?)がまず目を引きます。連邦が設立されるまでに、どれだけの血を流したかという比喩でしょうか。それから、無数のザクの進軍を描いた戦争画は圧巻です。ちょっと言葉では表現できない凄みがあります。後は、ガンダムに登場したあらゆる兵器が集合して全体としてボールを形作ってる絵とか(言葉じゃ何言ってるか分からないと思いますが、見れば納得できると思います)
一つ残念だったのは、フラナガン機関のニュータイプ研究が見れなかったこと。来客参加型のイベントで、土日祝の特定の時間しかやってないようです。見たい人や参加したい人は事前に時間を調べていくのが吉。
ついでに、目録と限定プラモ(クリアバージョン1/144ガンダム)、それからザク型熊のぬいぐるみを買っちゃいました。勢いって恐い。
そうそう、出口には富野監督自ら作成したガンダムのオブジェがありました。巨大なザクが各々決めポーズを作る中心で、ビームライフルを構える小さなガンダム。うーん、意味深です。
……なんか色々と書き足りないので、ガンダム展の模様はいずれ『黒歴史の裏の隅』にでもまとめたいと思ってます。