1/100デスティニー

J-CROW2005-07-23

SEEDシリーズとしては初めて、1/100のプラモを買いました。後半の主役機(誰が何と言おうと主役機です!)のデスティニーです。初めて見たときは、正直かっこ悪いMSだと思いましたが、こうして立体化してみると予想以上に格好良いです(そもそも、設定画は頭でかすぎな気が・・・)
で、見れば分かると思いますが、全面的に色を塗り替えてます(まだ未塗装の部分もあって、実は未完成なんですが)といっても、オリジナルのカラーリングは尊重して、全体的に暗めの色に変更しただけですが。どうもデスティニーってダークヒーローっていう印象があるんで(顔なんかもインパルスやストライクフリーダムみたいな正統派ガンダム顔じゃなくて、どちらかというとGP−02やサイコMk−2系の悪役ガンダム顔ですし)、ガンダムの伝統に則ったトリコロールには違和感を覚えてしまったもので。結果的に、なんかフォビドゥンチックなカラーになってしまいましたが、これはこれで気に入っています。

で、ここからはちょっとデスティニーガンダムについての私見。私は、デスティニーってSEEDシリーズには珍しい、パイロットの特性に見合った機体だと思ってます。まあ、デュランダル議長がシン用にカスタマイズした機体ですから、当然なんですけど。この機体、意外に火力は低いんですよね。ビームライフルの他には、背中の折りたたみ式ビーム砲しかない。同期のストライクフリーダムインフィニットジャスティス、レジェンドと比べると明らかに見劣りがします。火力だけならブラストインパルスよりも劣っているでしょう。でもその分、接近戦用の武装の充実が凄い。背中の斬艦刀に、ビームサーベルにもなるビームブーメラン、そして手の平ビーム砲。頭部バルカンだってある意味接近戦用だし。まさに、常に真っ直ぐに突撃していくシンに相応しい機体です。
対して、最大のライバルとなるストライクフリーダム。こちらはフリーダムをさらに遠距離戦用に特化し、火力を充実させた機体です。これも、ある意味キラに相応しい機体でしょう。常に高みから見下ろして、相手に抵抗の余地を与えず、接近すら許さずに戦闘不能に追い込む兵器ですから。
どんな状況にも、常に真正面から体当たりでぶつかっていったシンと、常に一歩引いた所から、世界を俯瞰しているキラ。お互いのキャラクター性を体現した2機の激突が、今から楽しみです。