MS IGLOO最終話

J-CROW2006-08-25

とうとう前期シリーズ3話、後期シリーズ3話と続いたシリーズ通しての最終話。いやー、クライマックスに相応しい出来でした。MSも旧ザクからザク、リックドムゲルググ、そして我らがヅダと総登場。連邦のジムが全てジム改になってたのがちょっと残念でしたが(私はノーマルタイプの方が好き)。でも、量産機同士の戦闘を存分に味わえる希有な作品ですよ。そして、今回の試作兵器は巨大MAビグ・ラング。やばい、強すぎですよ、ビグ・ラング。あと、今回はシリーズ初のパターン破りがあります。そういや、この作品のキャラクターデザインが出渕裕だったことに最終話にして初めて気付きました。以下、ネタバレ注意。













いきなりギレンの演説から始まる燃える展開。そしてとうとう、マイがテストパイロットとしてビグ・ラングに乗り込むことに。ビグ・ラングは最前線でオッゴの補給・換装が行えるという巨大補給庫……のはずですが、ビグロの戦闘能力はそのまま維持してるせいか強い強い。マゼランやサラミス落としまくってましたよ。戦果ではIGLOOの試作兵器中最大でしょう。ボール掴み投げとかあり得ないけど凄い。そして、同じく強力さを発揮したビーム攪乱幕。ギレンの野望では散々お世話になりましたが、映像作品で有効に活用されてるのは初めて見た気がします。あと、鈴なりでフレームに取り付いて射出されるオッゴは萌えます。オッゴに囲まれてるビグ・ラングは小鳥達を守る親鳥みたいでした。
印象に残ったのは、ドロスが沈んだ後の「俺達は、どこに降りればいいんだ!?」というリックドムパイロットの台詞。そうか、空母を破壊するってその艦の艦載機全てを無力化することに繋がるんですね。それと、シャアの乗るグワジンが出てきた辺りにサービス精神を感じました。
で、パターン破りなことに今回は主要キャラ全員生き残ります(オッゴは落ちまくってましたが、全滅はしなかったし)ヨーツンヘイムの主要メンバー全員生き残ったのは、漫画版最終回で不吉な予感を抱いてた身としては嬉しい限りです。キャディラック大尉も無事に復活したし。
惜しむらくは、603部隊(&カスペン大隊)の最後の戦いがあまりはっきりと描かれなかったこと。もうちょっとカスペン専用ゲルググとかキャディラックのヅダとかの戦闘シーンが見たかった。それと、戦艦やMSの爆破シーンがなんか安っぽく感じたのはきのせいでしょうか。あと、最後まで連邦がただの悪役だったのは、もうあきらめるしかないんでしょうね。