今月のガンダムエース(1)

恒例のガンダムエース感想、10月号編行きます。

<オリジン>
いよいよ開戦に向かって動き出しました。しかし、なんかここまで全ての事件にシャアが絡んでくると、ちょっと作為臭さが目に付きすぎますね。直接の開戦原因であろう連邦軍兵営への奇襲も、挙句にドズルとゼナ(ミネバの母親)との出会いまでがシャアの差し金とは・・・・・・。小惑星衝突もシャアは事前に気づきながら放置してましたし。作り方として、なんとなくNHK大河ドラマっぽいなと思いました。主人公を立たせる為に、無理矢理その時代に起きた事件に(史実関係に関わらず)主人公を絡めようというところが。シャア・セイラ編は、後世作られたシャアの伝記映画とでも考えた方が面白いかもしれません。それと、興味深かったのはデギンがあくまで戦争慎重論者だということ。デギンが戦争を厭い始めたのはガルマの死がきっかけかと思ってましたが、デギン自身はあくまでも政治的にコロニーの独立を模索してたということでしょうか。あと、シャアが前面に出るほど(そして黒くなるほど)ガルマがただ利用されてるだけっぽくなってきて……勉強は出来るけど応用は弱い、典型的なエリートお坊ちゃまタイプになってきましたね。そうそう、シャアの仮面も初登場。後は、角付きヘルメットと赤い軍服を待つばかりです。ホワイトベースの前身ともいえる強襲揚陸艦が、個人的にはお気に入り。

<ジ・エッジ>
改めて、この時期のアークエンジェルは行動が滅茶苦茶で、アスランは正論言ってたんだなあ、ということを実感。これがどうしてアスラン脱走の話になってしまうのやら……。アニメ版ではほとんど後方不注意だったハイネですが、ジ・エッジではセンサー類までやられてるので、ここまでやられてちゃ仕方ないかという気になります。(ってか、あれで海に叩き落とされたら、ガイアが何もしなくても死ぬんじゃあ)ハイネの死の余韻はジ・エッジの方が丁寧に描かれてますね。ルナマリアもこっちの方がしっかりスパイしてるし。

ガンダムさん
シャアの裸よりアッガイのおさげが気になってしまった私はもうすっかりアッガイ病かもしれません。

<松戸アングラー隊>
SF大会のレポート漫画。相変わらず無意味に熱いです。やっぱりヒルドルブはザメル意識してたのか……。シャアザク登場した時にシャアが喋らなかったのは予算がなかったからとか、ぶっちゃけすぎ。

おまけ<DESTINY最終回予測>
なんか、ほとんどの人が続編オチとか「俺たちの戦いはこれからだ!」オチを考えてる所が笑えます。どう見ても終わりそうな流れじゃないしね。個人的には編集部予想1が見て見たいけど、監督がキラ達を老けさせたりするわけないのでまずありえないでしょう。そうするとやっぱりストライクカラミティinオルガの活躍に期待するしか!